目次
①対局振りかえり
7/24 vs3段●、vs4段●、vs4段○(時間) 4段と当たったの久しぶりかも。1局目を取り上げる。
第1図からの指し手:△25桂▲12香成△同飛▲同香成△同玉▲13歩△同玉▲14歩△同玉▲12飛△13歩▲26桂(第2図、投了図)
教科書の寄せ、見えず
3間飛車対居飛車穴熊の終盤戦。△69飛に▲28玉と上がったところだ。ここで後手に最大のチャンスが来たが、見逃してしまう。本譜は△25桂と縛ったが、▲12香成から詰まされてしまった。▲13歩の時にかわせるかと思ったが、▲12飛や▲11飛で逃げ切れないのをうっかり。
第1図では△17銀が次の1手に出そうな決め手だった。▲同玉以外は詰むのを確認してほしい。例えば▲同香は△19角以下、▲37玉は△25桂以下である。なので▲同玉と取るが、△19竜で寄せの形が見えてきた。合い駒は△25桂で詰むので▲26玉だが、△14桂▲37玉△25玉(A図)などで勝利目前だ。香車を除去したので後手玉が安全なのが大きい。
<反省>・こういう寄せを瞬時に見えるためには本で繰り返し解くのがいいかな?
7/25 vs2段○、vs2段●、vs初段○ 格下に負けは許されない。2局目を取り上げる。
第3図からの指し手:△21玉▲66銀△41金▲65桂△64銀▲46角△56飛▲53歩△65銀▲同銀△76飛▲同銀△78飛▲52銀△32金右▲65銀△57歩▲同角△53角▲61飛△15歩▲54銀(第4図)
端攻めのタイミング
対早石田の中盤戦。▲56歩と角を支えてきたところ。本譜は△21玉と囲ったが、チャンスを逃した。▲65桂とさばけたので振り飛車が楽に。焦って後手も飛車をさばこうとしたが、銀2枚を活用されると第4図で先手の攻めが切れなくなり、敗勢に陥った。
第3図は△15歩で主導権を握りに行くのが正解だったようだ。以下▲同歩△17歩▲同香△25桂▲16香△17歩▲26歩△15香▲同香△同角▲25歩△26香(B図)が一例の進行でどうか。無理攻め気味な気もするが、55角の質駒を使ったり、△18銀など数で絡んだりすれば実践的には難しいかもしれない。
<反省>・先手の左辺が爆発する前に端を入れるのが急所。
7/26 vs2段○、vs2段○、vs4段● 10切れ通算1000勝達成しました。3局目を取り上げる。
第5図からの指し手:▲37桂△35歩▲94歩△36歩▲93歩成△同香▲同香成△同玉▲35香△97歩▲25桂△96香(第6図)
隙を見せない手待ち
居飛車穴熊対3間飛車の中盤戦。後手が△54銀と攻めを足してきたところ。ここで先手も▲37桂と攻め駒を足したが、すかさず△35歩と桂頭を狙われて大変になった。先手は端を攻めるが、そこでもらった歩、香で△97歩~△96香とされて一気に逆転された。
図では▲89玉としておくのがよかった。意味は手待ちで、△83銀なら▲68金直や▲56歩の固め合い、△55銀なら▲94歩△66銀▲同銀△同角▲93歩成△同香▲同香成△同玉▲68香(C図)のような迎撃策という感じだ。隙のない手待ちをすることで、和戦両様の構えを取れることを覚えておきたい。
<反省>・1手待って万全の状態で戦いに臨む
7/27 vs2段○(時間)、vs2段○、vs3段● 3連勝はなかなか難しい。3局目を取り上げる。
第7図からの指し手:△54歩▲66金△同角▲54飛△62玉▲53桂成△72玉▲66歩△89飛▲68銀△78金▲59金△68金▲同玉△67銀▲同玉△59飛成▲84銀(第8図)
落ち着いて対処
横歩取りの中盤戦。▲56飛と角に当てつつ間接的に53をにらんできた。ここで後手は△54歩と受けたが悪手。▲66金と寄る手が好手で、角をどかしてから▲54飛~▲53桂成が実現して先手優勢に。一方後手の反撃は弱く、△49飛成の瞬間▲84銀と縛られてそれまで。
図では△44角と引くしかなかったか。これで先手から攻めがなく、後手には△89飛の楽しみが残る。ということで先手も▲89歩と辛抱することになりそうだが、△62銀▲38銀△72金▲68銀(D図)と駒組みに戻って一局。そのあとは持ち駒の飛車角をどう生かすかの戦いになりそう。なお、▲89歩以下の進行▲38銀に代えて▲83角や▲82角は△81飛があって後手がいい。
<反省>・中住まいの玉頭を空けるのは危険。
7/28 vs2段○、vs2段●、vs2段○ 格下の負けは乱戦か序盤のミスに多い気がする。2局目を取り上げる。
第9図からの指し手:△65桂▲88玉△87歩▲同金△33金▲31飛成△44角▲66角△86歩▲同金△85歩▲44角△同金▲64桂(第10図)
1手足りない…
横歩取りの終盤戦。お互いにノーガードで攻め合い、▲33角成と桂を取ったところ。本譜は△65桂と跳躍した。跳ねた瞬間は気持ちがいいが、▲88玉と入られると意外と後続が難しい。歩を利かして△33金と取ったが、▲31飛成で後手玉が危険に。▲44角に△86歩が入ると思っていたが、▲41角で詰んでしまうのが誤算で△44同金と払ったが、▲64桂で詰み筋だ。△62玉なら詰まないが、▲61竜からボロボロ取られて勝ち目がない。
ここは1回△37竜と飛び道具を補充するのがよかった。馬を逃げるのは後手玉が安全になるため、△75銀と押さえつけていけばよい。なので勢い▲32馬△同銀▲64桂が怖いが、△同歩▲63金△同玉▲61飛成△54玉▲63角△44玉▲45角成△33玉▲34金△42玉▲62竜△52桂(E図)でギリギリ詰まず、▲63馬に△22角とすれば合い駒がないので寄せきれそうだ。
<反省>・敵玉は不安定なままにしておく。
②詰将棋
A問題
1,1手詰め
2,3手詰め
3,X手詰め
B問題
1,3手詰め
2,5手詰め
3,X手詰め
先週の詰将棋解答
A問題
1,▲37馬まで
2,▲32角△同銀▲22とまで
3,▲13角△23玉▲21飛成△13玉▲24金まで、もしくは▲13角△23玉▲21飛成△34玉▲35金まで5手詰め
B問題
1,▲25金△同馬▲16飛まで
2,▲17飛△26玉▲27歩△17玉▲18飛まで
3,▲17香△26玉▲48角△同と▲27歩△17玉▲18竜まで7手詰め
先週の成績一覧