目次
①対局振りかえり
5/1 vs3段●、vs3段○、vs3段○ 勝ちの2つはどちらも逆転勝ち。1局目を取り上げる。
第1図からの指し手:▲38金△99角成▲37桂△89馬▲25歩△同歩▲24歩△24同玉▲26歩△同歩▲同銀△33玉▲45桂△42玉▲24角△31玉▲23歩△同銀▲25銀△22香(第2図)
玉頭戦優先
四間飛車対天守閣美濃の中盤戦。後手が8筋を突き捨てて△88角と打ち込んだ局面。ここで自然に▲38金と銀冠を完成させたが、これが疑問だったのが運が悪かった。後手に桂香を取り切られ、玉頭戦を仕掛けても普通に受けきられてしまった。▲38金では先に▲25歩を入れるのがよかった。
①△同歩は、▲24歩△33玉(△同玉は▲22角)▲66角△44歩▲45歩と攻めて、互角ながら攻める展開になる。
②△99角成には▲24歩△22玉▲66角△44歩▲45歩のようにコビン攻めをする。
ただ、こうやって最善を尽くしても互角以上にはならないため、第1図よりも前の仕掛けのあたりが重要だったと思う。
<反省>・攻めの切れにくい玉頭戦をするにはどうすればよいか考える。
5/2 vs3段●、vs3段●、vs4段● 3連敗は萎える。
第3図からの指し手:△83同玉▲21馬△同飛成▲65角△74歩▲21角成△86歩▲同歩△56香▲68金寄△75桂▲76銀△73桂▲85歩(第4図)
間違えてはいけない2択
後手四間飛車対急戦の中終盤。▲83香成と後手陣を乱しに来たところ。ここは後手の必勝形で△57歩~△56桂が回れば楽に勝てる将棋だった。しかし、▲83香成に△同玉と取って形勢逆転。▲21馬~▲65角の王手竜取りをうっかり。以下あがくも、丁寧に受けられ撃沈。
ここは当然△83同銀の1手だった。▲31飛が怖かったので△83同玉を選んだのだが、▲31飛には△87角成と先手陣を乱す手の価値が高く、▲同玉に△51歩とでもしておけば次の△75桂や△84香がシンプルに厳しかった。
<反省>・大技を掛けられる順は回避できるように。
5/3 vs2段●、vs2段○、vs2段● 2局目は1手も指さずに時間切れなのでだいぶ調子が悪い。3局目を取り上げる。
第5図からの指し手:△74角▲75桂△52玉▲62角成△同玉▲32飛△52香▲63歩△同角▲同桂成△同玉▲96角(第6図)
勘違い
相振り飛車の終盤戦。金無双に対して▲64歩~▲63歩の手筋を食らい▲51角と突っかけたのが第5図。▲51角ではなくて▲96角なら必敗形であり、その記憶が悪い方向へ傾く。▲51角に時間に追われ△74角。この男、先手の駒台に角がないのにあると勘違いしていたのだ。角は直前に打ちましたよ…以下攻めを受け続け、時間差で▲96角を食らうといういいところなしで終わってしまった。
△74角では△52金打とすれば簡単に寄ることはなかった。▲62角成△同金▲75桂△74玉▲76銀と鬼攻めをしてくるが、△55角▲46歩に△89飛成(A図)としておけば大丈夫。怖いようだが、▲67銀には△46角▲37銀打△57角成で、▲32飛には△77角成で上部脱出が見える。
<反省>・相手の持ち駒はしっかり確認。
5/4 vs2段○、vs14級○、vs2段● 2勝1敗じゃ達成率ほとんど上がりません…3局目を取り上げる。
第7図からの指し手:▲94歩△同歩▲93歩△同香▲92歩△同玉▲71銀△82香▲32飛△51金打▲11飛成△42歩(第8図)
明快な勝ちを見つけられず
相振り飛車の中終盤。相手の無理攻めを咎め、第7図は先手が勝勢に近い。この美濃囲いをどう崩すか。本譜▲94歩と端から行ったが若干遠回り。端に2歩垂らして△92同玉に▲71銀が狙いだったが、△82香と埋められてわからなくなる。横から2枚飛車で攻めるも、△51金打~△42歩と徹底的に受けられ、後手玉が見えなくなった。以下は飛車を切って攻めるもその飛車を軸に反撃を食らう。最後1瞬こちらにもチャンスはあったが見つけられず。寄せ切られてしまった。
戻って▲94歩では▲84歩とこちらから行けば明快。△同歩なら▲83歩が厳しい。▲84歩には△51金引とがんばるくらいだが、▲32竜の長期戦コースでも▲62歩や▲83歩成の最短ルートでも先手がいい。▲32竜に△42金打で横からの攻めがなくなっても、8筋にアヤがあるのでそこから行けばいい。
<反省>・端で恰好つけるより基本的な美濃崩しを。
5/5 vs3段●、vs23級○、vs3段● 何しても勝てない期。3局目を取り上げる。
第9図からの指し手:△86桂▲77金△88角▲86桂△99角成▲75金△61香▲54桂(第10図)
遠い反撃
後手角交換四間飛車の終盤戦。序盤からミスを重ね、非勢になるも、相手のミスもありいい勝負に。第9図は▲76歩と桂と取ったところ。本譜△86桂と金を狙ったが、▲77金~▲86金~▲75金と前進され、▲54桂が厳しく勝負あり。後手は△99の馬が全く働いていない。
第9図では何はともあれ△21飛で受け切りを目指すべきだった。▲42角成△同金と進むと、角を消された先手はこれといった攻めがない。先手からの攻めがなければ、後手もゆっくり△99と、や△76歩のようにして中盤戦に戻る展開になっただろう。
<反省>自玉の安全度を高めるのが10秒将棋のコツ。
5/7 vs2段○(3分)、vs2段○、vs5段○ 3分の達成率60%に戻すことに成功。3局目を取り上げる。
第11図からの指し手:▲64歩△同金▲37角△55歩▲45銀左△同銀直▲同銀△同銀▲24歩△同歩▲68金△79銀(第12図)
被害を最小限に抑える方法
雁木対右玉の中盤戦。いま△66歩と、56の銀の退路を断ったところだ。それに対し▲64歩と突きだしたが疑問手。△同金と歩を持たれ、▲37角に△55歩で銀損が確定してしまった。以下△79銀の割打ちが決まっては必敗形である。
▲64歩では▲68金と我慢する手があった。△55歩と打たれる1歩を渡さないようにするのが肝要で、
①△65桂には▲67歩と打つ。△同歩成は▲同銀で生還するので△55歩だが、▲65銀△同銀▲66歩(B図)と進み、銀桂交換の駒損ながら、ただの銀損で終わった本譜よりはるかにましだった。
②△65銀には▲77金として、△56銀▲同歩△同飛に▲37角(C図)で次の▲55銀~▲57歩を狙う感じだ。
<反省>・単なる損で終わらせない方法が見えるかどうか。
②詰将棋
A問題
1,1手詰め
2,3手詰め
3,X手詰め
B問題
1,3手詰め
2,5手詰め
3,X手詰め
先週の詰将棋解答
A問題
1,▲32金まで
2,▲13角成△同桂▲21飛まで、もしくは▲13角成△同玉▲12飛まで
3,▲13銀△同玉▲11飛成△12合▲31角成まで5手詰め
B問題
1,▲43飛成△同銀(△同玉)▲12角成まで
2,▲22角△同玉▲13桂不成△同玉▲23飛成(▲23角成)まで、もしくは▲22角△同玉▲13桂不成△31玉(△32玉)▲21飛成まで
3,▲25歩△同桂▲22飛△34玉▲35歩△33玉▲42竜まで7手詰め
先週の成績一覧
~お知らせ~
・5月第3週、第4週はテスト期間に入るため、詰将棋(+α?)のみの更新となります。
・5月第5週の更新で、詰将棋の合計ptの中間発表をしたいと思います。