はるんのルンルン戦じゃん記

休刊中(〜2023.3)

週刊はるん(2月第3週)

目次

 ①対局振りかえり

対局情報:2021/2/14 12:13 通常 10分 dadadapapapa vs harungun

棋譜https://shogiwars.heroz.jp/games/dadadapapapa-harungun-20210214_121324

 

初手からの指し手:▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲同銀△45角(第1図)

 

△45角戦法に誘導

 

本局は、横歩取りの出だしに。▲34飛に△33角なら穏やかで、▲58玉の青野流か、▲36飛の旧式にするかであとの展開が変わってくるが、私が後手を持ったので△45角戦法に誘導した。この戦法は最も激しい戦型の一つで、一歩間違えたらすぐ終局、なんてこともざら。△28歩はこの戦法の大事な一手で、先手陣を乱しておくことで、終盤で寄せやすくなる、という意味がある。

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第1図

第1図からの指し手:▲87歩△76飛▲77銀△同飛成▲32飛成△同銀▲77桂△89飛▲69飛△88歩▲89飛△同歩成(第2図)

 

派手な応酬

 

第1図以下、▲24飛△23歩▲77角△88飛成▲同角△24歩▲11角成△33桂▲36香(A図)が変化の一例で、ここからも変化は多岐にわたる。指していたときはA図までを想定していたが本譜は▲87歩と打ってきたので意表をつかれた。進んで▲77銀に△同飛成は強攻策。▲同桂なら△34角と取って銀得。そして△同飛成に▲32飛成も最強の応手。これが詰めろなので△同銀と戻すしかないが、金銀交換で飛車が駒台に乗る、派手な応酬となった。以下飛車の打ち合いから後手がと金を作ったが、ここでは角を手持ちにしているのが大きく、先手優勢だ。

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A図

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第2図

 

第2図からの指し手:▲85飛△33桂▲81飛成△88と▲68金△79飛▲48玉(第3図)

 

ノーガードが勝る

 

第2図で▲31飛△41銀打▲22金と攻める手も嫌だったが、本譜は▲85飛と両取りを掛けた。対して△33桂と味よく受けたが、▲81飛成で竜ができて先手優勢は明らかだ。戻って▲85飛には「両取り受けるべからず」で△88と、と活用すべきだった。▲同金なら△67角成が詰めろ(△69飛以下)飛車取りで決まっているし、▲45飛なら△78とで寄せの速度で後手が勝っていた。▲68金なら互角だが、と金が1マス活用できたのは大きい。とはいえ、本譜の▲68金は疑問手(正着は▲同金で△67角成は飛車取りでないため▲58金打で先手有利)で互角に戻り、後手も飛車を下ろせた。形勢は難解である。

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第3図

第3図からの指し手:△26歩▲65桂△42玉▲35角△64銀▲26角△65銀

 

自陣に手を入れ始める

 

第3図で△26歩と挟撃体制を作ろうとしたが疑問手。▲65桂と跳躍されて全軍躍動の形だ。対して△27歩成は詰めろでないため、▲53桂成と攻め合って先手勝勢。ということで△42玉~△64銀で手を入れたが、駒不足感は否めない。戻って△26歩では△78との方が厳しかった。今度▲65桂だと△68とが詰めろで入るため後手勝勢なので▲58金寄とするが、△77と、と桂をとっておき次の△67とを見て後手に分がある局面だった。

とはいえ、先手も角を手放したので後手玉を寄せるにはまだ駒が足りないのでいい勝負。

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第4図

第4図からの指し手:▲91竜△55桂▲92竜△62銀▲39金△67桂成▲46歩△34角▲36香△12角▲24桂(第5図)

 

寄せ合い

 

先手は香を拾いつつ後手玉に王手を、後手は桂と角で67の地点をこじ開けに行った。対して△39角は読みになかった1手。金銀の連結を強化し、玉が浮いても竜で取られないようにする実践的な1手だ。そして△67桂成の瞬間、桂香歩で角を3回追い掛け回す。▲24桂で角銀両取りがかかった。どう対処するのがよいか。

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第5図

 

第5図からの指し手:△68成桂▲12桂成△同香(第6図)

 

詰み逃しで助かる

 

両取りを無視して△68成桂としたがこれが敗着級の悪手。この後手玉、なんと▲32桂成で詰んでいる。以下、△32同玉▲33香成△同玉▲25桂△34玉▲35銀△23玉▲24歩△32玉▲62竜(B図)△同金▲33銀△41玉▲42金まで。もちろん対局中は両者こんな詰み筋など発見していなかったのでセーフだったが。△68成桂では△64歩や31歩だったか。つらい。

ただ、▲12桂成でも先手優勢だ。以下△27歩と攻め合う手も考えたが、▲22成桂の詰めろの味がいいので却下。△12同香と1回手を戻した。

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B図

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第6図

第6図からの指し手:▲38玉△25金▲27玉△14桂▲35角打△26桂▲同角△34歩▲64歩(第7図)

 

形勢混沌

 

第6図では▲33香成や▲83角と強く踏み込む順もあり、悩ましい局面だ。本譜はじっと▲38玉。この類の手は非常に味わい深い。1手戦場から遠ざけて手を稼ぐ意味だ。後手は5筋から攻めていては▲38玉を認めることになるので△25金で角を狙いながら玉にプレッシャーを掛けに行く。そして次の▲27玉はさすがに危険で互角に戻った(▲23歩として△26金が詰めろでないため▲22歩成と攻め合って先手優勢だった)。以下△14桂から角を1枚むしとり、▲34桂を防いで△34歩。そして先手は▲64歩と筋よく攻める。ここでは次に▲63歩成とされてもまだ後手玉は大丈夫なので先手玉を寄せるチャンスがあったのだが…

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第7図

第7図からの指し手:△74飛成▲63歩成△同竜▲55桂△54竜▲63歩△55竜(第8図)

 

見えなかった香

 

 本譜は△74飛成と自陣に竜をひきつけ受け潰しにかかったが、ここは△99とが分かりやすかった。次に△26金▲同玉△25香▲16玉に△39竜が決め手で後手勝勢だった。本譜は受けも考えないといけなくなった。63の攻防が続き、拠点になっていた桂を外すことができたが、63の歩は残ったまま。どちらにもチャンスのある局面である。

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第8図

第8図からの指し手:▲62歩成△26金▲同玉△25竜(投了図)まで80手で後手の勝ち

 

狙っていた頓死

 

第8図で▲62歩成としたが、△26金があった。直前まで竜が55にいなかったのも盲点になり詰ますことができた。なお、△26金に①▲38玉は△47角▲同玉△56角▲同歩△同銀▲38玉△47銀成以下、②▲18玉は△27角▲同銀△同金▲同玉△15桂以下、変化は多いものの詰むようだ。(対局中は①、②のどちらも見えていなかったのでぎりぎりだった。)

▲62歩成では角を見捨てて▲18玉の早逃げがあったようだ。△26金に▲27歩と修復して、ある程度受けてから▲62歩成で熱戦が続いていた。

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投了図

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評価値

 

 

詰将棋

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A問題

 

1、1手詰め

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2、3手詰め

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3、X手詰め

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B問題

 

1、3手詰め

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2、5手詰め

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3,X手詰め

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先週の詰将棋解答

 

A問題

1,▲11竜まで

2,▲22金△同玉▲23飛成まで

3,▲12飛成△33玉▲42銀△同馬▲22銀まで5手詰め

 

B問題

1,▲14金△同竜▲25歩まで

2,▲22金△42玉▲33馬△同玉▲32金まで

3,▲26角△同竜▲35竜△同竜▲16香△25玉▲17桂まで7手詰め

 

先週の成績一覧

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=お知らせ=

来週は詰将棋のみの更新となります。ご了承ください。