戦国棋士よ集まれ!春の将棋大会【第1期じゃん王戦】

※この記事は完全に内輪向けとなります。ご了承ください。

 

戦じゃんの終了から2か月余り、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。もうすぐハルんだ!この度、春休みということで将棋大会を開催したいと思います。今回はとりあえず第1期ということもあり、第0期を踏襲した形にしました。

【将棋ウォーズ】第0期じゃん王戦【運営用記事】 - どむぶろ。 ( アニソン大好き dom's blog )

 

ルール等は下に書いたのでぜひご覧ください。

たくさんの参加、お待ちしております!楽しみましょう!

 

第1期じゃん王戦ルール

 

要項

一、開催期間は3/20(土)~3/27(土)

一、総当たり戦。勝敗ポイント制。

一、順位はpt合計→勝利した対戦相手のpt合計の順で決定。それでも決まらなかった場合は再対局で決定。

一、参加登録はこの記事またはチャットまで。参加登録は3/18(木)まで。

一、この大会で優勝した者には、チャットにて「○○じゃん王」を名乗る資格を与える。

 

対局について

一、2回ずつ対戦(10分切れ負け、10秒将棋)。1勝1敗になった場合は3分切れ負けも行ってください。

一、2勝した方に3pt、しなかった方に1ptを加算します。

一、段位者と級位者が対戦した場合、両対局者の段級位差×1分を上手側の持ち時間から減らしてから行ってください(10分切れ負けのみ)。ただし、減らす時間は最大で7分とします。

<参考>四段/三段/二段/初段/一級/二級/三級/四級/五級/六級

一、対局の報告はチャットで構いません。中字で書いてください。

<例> 10分 ○ 対局者 - 対局者 ×

一、回線切れは再対局とします。ただし、故意に回線を切った場合(詰みがある、敗勢の局面など)、敗北とします。

一、千日手は再対局とします。

一、大会期間中に対局が行われなかった場合、両者0ptとします。

 

 

参加者 (3/19 17:30更新、敬称略)10名の参加ありがとうございます!

 

はるん、まじねむ、無限、頁、mijyu、どむ、アキラ、てるてる、うっちゃー、凸

 

リーグ表 

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・枠中の「は4」などは、頭文字+減らす時間(分)を表しています。

・凸さんは、受付終了後ではありましたがコメントを頂いたので、参加OKです! ただし、ptは入れずに勝敗だけを書き込む形とします。

 

週刊はるん(3月第2週)

目次

 ①対局振りかえり

今回は将棋倶楽部24からの対局を振り返ります。

 

対局情報:2021/03/07 15:33 レーティング対局 1手30秒(猶予時間1分)harungun vs YaburiFuribis

棋譜

youtu.be

 

初手からの指し手:▲76歩△84歩▲26歩△85歩▲77角△34歩▲68銀△32金▲25歩△77角成▲同銀△22銀▲48銀△33銀▲78金△62銀▲36歩△54歩▲37銀△53銀▲46銀△44銀▲68玉△41玉▲79玉△31玉▲16歩△14歩▲37桂△22玉(第1図)

 

早繰り銀 vs 歩越し銀に

 

本局は角換わりの出だしとなった。腰掛け銀は結構指したことがあるので、採用数の少ない早繰り銀を使ってみた。対して、後手は腰掛け銀や相早繰り銀で対抗する形が多いが、△54歩~△53銀~△44銀と歩越し銀で対抗する珍しい形に。

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第1図

 

第1図からの指し手:▲45桂△同銀▲同銀△37角▲18飛△55角成▲56銀△37馬▲53角△44歩▲75角成(第2図)

 

積極策を選ぶ

 

第1図は何でもないような局面で、▲88玉や▲58金の駒組みが考えられるところだが、実践はいきなり▲45桂と跳ねだした。△42銀は▲24歩でこちらの主張が通るので、当然△同銀。駒損だが、先に馬を作った後手の方が実践的にはわかりやすそうだ。そして後手は桂を拾ったので△95桂の楽しみがある。第2図はまだまだ互角だが、やはり第1図ではそれを防いで▲96歩と穏やかに駒組みをした方がよかったのかもしれない。先手も馬を作って次へ。

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第2図

 

第2図からの指し手:△36馬▲17飛△26馬▲58金△17馬▲同香△19飛▲88飛△17飛成(第3図)

 

飛車2枚 vs 角2枚

 

△36馬は1歩を取りつつ飛車取りになっているので味がいい。対して飛車を横に逃げる手もあったが、本譜は▲17飛。将来飛車を取られて△19飛と打たれたときに18よりは17の方が竜がぼけそう、という読み。実際、そのような展開になり、2枚飛車対2枚角の展開に。ただ、攻めが角銀だけだとこの後手玉を寄せるのは容易ではなさそうだ。

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第3図

 

第3図からの指し手:▲65馬△16竜▲54馬△51香(第4図)

 

効率の悪い手

 

先手は歩切れのため細かい技が掛けにくくなっている。ということで▲65馬とその1歩を取りに行ったがどうだったか。代えてソフト推奨の手は▲65銀とする手だ。△51香と受けてきたら▲41角成で攻めが続く。例えば△72金で63の成り込みを防いでくれば▲31銀で先手勝勢。戻って▲65馬に△16竜は油断ならない手。上部を開拓してあわよくば入玉模様の体制も狙っている。△16竜には▲24歩が筋中の筋だった。△同歩は上に逃げづらく、△同銀は横からの攻めに弱くなる。▲65馬ではなく▲65銀ならこの攻めにもっと迫力が出ていただろう。しかし本譜は▲24歩を入れずに▲54馬。これは△51香の田楽刺しでしびれている。

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第4図

 

第4図からの指し手:▲83銀△52飛▲63馬△86歩▲同歩△87歩▲同玉△82歩▲52馬△同香(第5図)

 

暴発

 

先手は忙しくなったので、▲83銀(△同飛は▲32馬~▲65角)と打ち込んだが、さすがに暴発気味で後手優勢に。▲83銀では▲65馬と引いておき、△56香に▲同歩か▲43銀の展開で後手ややよしで推移できていた。本譜▲83銀に△62飛なら先手は指す手がなかったが、△52飛だったので▲63馬と何とか潜り込めた。しかし、続く△86歩がうまいタイミングで困った。▲同銀は横に弱くなり2枚飛車相手にはつらいと思い▲同歩だが、△87歩▲同玉で不安定な格好に。

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第5図

 

第5図からの指し手:▲82銀成△56香▲同歩△69銀▲68金右△78銀成▲同金△69角▲79香△56竜▲83角(第6図)

 

遊び駒にしないために

 

第5図で当然に見えた▲82銀成が疑問手となってしまった。ここは▲41飛と打つのが最善のようで、△51桂には▲72銀成となって、本譜と銀の活用度が大きく違う。以下△31金には▲同飛成△同玉▲61成銀の2枚替えで先手優勢だった。本譜は82の成銀が遊び駒になり、後手に攻めのターンが。防戦一方の展開になってしまっている。

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第6図

 

第6図からの指し手:△95桂▲96玉△52竜▲81成銀△82金▲65角成△81金▲95玉△87銀▲68金△94歩▲85玉(第7図)

 

中段玉での粘りに

 

両取りに一回△95桂を利かしてから△52竜と引いてこられたが、▲96玉に△67竜と入られたら負けだった。以下▲68飛の粘りにも△同竜▲同銀に△88飛などで一気に寄せられる。ただ、本譜の△52竜も、両取りを防ぎつつ銀取りになっていて後手がいい。銀を持てば△87銀でわかりやすい。▲81成銀と逃げたが、△82金とさらに追ってくる。▲同成銀△同竜は竜が急所に来て勝てないので泣く泣く▲65角成としたが△81金とただ取りされつらい展開。▲95玉と桂を取ったものの、△87銀でもう下には戻れなくなった。

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第7図

 

第7図からの指し手:△62竜▲66歩△65竜▲同歩△47角成▲75玉△57角▲66桂△74歩▲同玉△46角成(第8図)

 

要の馬を取られる

 

現状では先手玉は中段に放り出されたものの、角当たりになっていることや、後手の攻めが細いことが幸いして、さほど形勢は離れていない。後手は△62竜と馬に当ててきたが、次の▲66歩がまずかった。働きの悪い竜と先手の要の角を交換され、69の角にも逃げられるようでは厳しい。▲66歩では▲56馬と逃げておいて互角を維持できていた。

△46角成まで進み、玉の周りが寂しくなってきたが、△46角成が疑問(正着は△76銀成)らしく、形勢互角に。そろそろ反撃したいところ。

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第8図

 

第8図からの指し手:▲24歩△同銀▲41飛△72金右▲61飛成(第9図)

 

疑問の突き出し

 

▲41飛打つ前の事前工作として▲24歩を入れたが、負けたら敗着級の悪手になってしまった。対して△72金右とされ、▲23歩成としても△同金でさほど玉を薄くできていないのがまずかった。正解は単に▲41飛。とはいえ、本譜は△同銀で側面から攻めやすくなったので結果として実践的には悪くなかったかもしれないが。以下先手は飛車を下ろして金を取ったが、もう1枚の金が近づいてきた。

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第9図

 

第9図からの指し手:△73馬▲75玉△63金▲85歩△46馬引▲86玉△88銀成▲71飛△51歩▲57歩△95馬▲75玉△74歩▲同桂(第10図)

 

逆転模様か

 

第9図では△73金▲75玉に△68馬なら先手が受け間違えていた可能性が高かったか。本譜は△73馬だったので68の金がとられないのが大きい。以下先手は▲85歩~▲86玉で逃げ道を確保した。△88銀成が手ごわい(▲同銀は△68馬)ものの、この手自体は詰めろではないため▲71飛(詰めろ)として、少しずつ良くできた。

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第10図

 

第10図からの指し手:△45馬▲84銀△73歩▲95銀△74金▲86玉△95歩▲88銀△94桂▲77玉△89馬▲78金打△85金(第11図)

 

安全第一

 

後手はだいぶ持ち駒を使ったため、攻め筋が限定されてきた。△45馬と金を支える手に対し、▲84銀で受け潰しにかかる。進んで△89馬は詰めろになっているが、▲78金打で徹底的に受ける。△85金は次に厳しい詰めろが来るわけではないので、あとは攻めだけを考えたい。

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第11図

 

第11図からの指し手:▲51竜△86金▲66玉△31桂▲64角△33銀▲25桂△42銀打▲41竜△87歩▲43歩△88歩成▲42歩成△78と▲32竜(投了図)まで145手で先手の勝ち

 

逆転勝ち

 

▲51竜から2枚飛車を生かしきり、何とか1手勝ちを決めることができた。

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投了図

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評価値

 

詰将棋

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A問題

 

1,1手詰め

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2,3手詰め

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3,X手詰め

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B問題

 

1,3手詰め

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2,5手詰め

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3,X手詰め

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先週の解答一覧

A問題

1,▲44角まで

2,▲12馬△同玉▲23竜まで

3,▲31角不成△12玉▲13歩△21玉▲32金(32香成)まで5手詰め

 

B問題

1,▲25竜△同玉▲23竜もしくは▲25竜△同と▲34竜まで

2,▲37飛△同角成▲18金△16玉▲28金まで

3,▲35角△25玉▲26歩△15玉▲24角△同玉▲25歩まで7手詰め

 

先週の成績一覧

 

~集計中~