週刊はるん(3月第1週)

目次

 ①対局振りかえり

今週は執筆時間が取れなかったのでポイントを絞ってやっていきます。

 

対局情報:2021/02/19 17:34 通常 3分 Ixplosion vs harungun

棋譜https://shogiwars.heroz.jp/games/Ixplosion-harungun-20210219_173426

 

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第1図

第1図からの指し手:▲46歩△34銀▲56銀△45歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛▲47歩△42飛

 

指しやすさを意識

 

本局は相振り飛車となり、先手三間飛車+美濃囲い vs 後手四間飛車+矢倉囲いとなった。第1図からは手の広い局面だが、▲46歩と突いてきたので、45に争点ができた。△34銀~△45歩で銀がさばけて、局面がよくなったと感じた。

 

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第2図

第2図からの指し手:△27銀▲39玉△69飛▲49金△38歩▲48玉△52歩

 

並べ詰み5手詰めが見えない人

 

第1図以下何とか優位をキープして迎えた最終盤。第2図は後手勝勢で、△27銀▲39玉△38歩▲49玉△39飛までの簡単な5手詰めだ。しかし、本譜は△27銀▲39玉に△69飛。これは▲49金と要の角を取られ、簡単な5手詰めを逃したどころか、攻めが続かず先手勝ちの展開だ。いくら3切れとはいえこれはひどい。反省してください。

この後は防戦一方だったが、相手の残り時間がなかったこともあり、投了図で後手玉が詰まず、何とか勝ちを拾わせていただいた。

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投了図

 

詰将棋

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A問題

 

1,1手詰め

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2,3手詰め

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3,X手詰め

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B問題

 

1,3手詰め

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2,5手詰め

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3,X手詰め

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先週の詰将棋解答

 

A問題

1,▲13銀成まで

2,▲31飛成△同玉▲22金まで

3,▲32銀△同玉▲52飛△31玉▲42飛成まで5手詰め

 

B問題

1,▲25角△同玉▲26歩まで、もしくは▲25角△18竜▲26竜まで

2,▲38桂△同馬▲27銀△同馬(△同桂成、△同桂不成)▲16飛まで

3,▲24飛△15玉▲25飛△同桂▲12竜△同銀▲16香まで7手詰め

 

先週の成績一覧

 

解答者なし

週刊はるん(2月第4週)

詰将棋

 

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A問題

 

1,1手詰め

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2,3手詰め

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3,X手詰め

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B問題

1,3手詰め

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2,5手詰め

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3,X手詰め

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先週の詰将棋解答

 

A問題

1,▲47角まで

2,▲32角△同銀▲22銀打まで

3,▲22角△24玉▲25歩△同金▲34金△同玉▲44竜まで7手詰め

 

B問題

1,▲35飛成△同玉▲45歩まで

2,▲13角△45玉▲46角成△同と▲25飛まで

3,▲27飛△同と▲25金△36玉▲58角まで5手詰め

 

先週の成績一覧

 

解答者なし

 

週刊はるん(2月第3週)

目次

 ①対局振りかえり

対局情報:2021/2/14 12:13 通常 10分 dadadapapapa vs harungun

棋譜https://shogiwars.heroz.jp/games/dadadapapapa-harungun-20210214_121324

 

初手からの指し手:▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲同銀△45角(第1図)

 

△45角戦法に誘導

 

本局は、横歩取りの出だしに。▲34飛に△33角なら穏やかで、▲58玉の青野流か、▲36飛の旧式にするかであとの展開が変わってくるが、私が後手を持ったので△45角戦法に誘導した。この戦法は最も激しい戦型の一つで、一歩間違えたらすぐ終局、なんてこともざら。△28歩はこの戦法の大事な一手で、先手陣を乱しておくことで、終盤で寄せやすくなる、という意味がある。

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第1図

第1図からの指し手:▲87歩△76飛▲77銀△同飛成▲32飛成△同銀▲77桂△89飛▲69飛△88歩▲89飛△同歩成(第2図)

 

派手な応酬

 

第1図以下、▲24飛△23歩▲77角△88飛成▲同角△24歩▲11角成△33桂▲36香(A図)が変化の一例で、ここからも変化は多岐にわたる。指していたときはA図までを想定していたが本譜は▲87歩と打ってきたので意表をつかれた。進んで▲77銀に△同飛成は強攻策。▲同桂なら△34角と取って銀得。そして△同飛成に▲32飛成も最強の応手。これが詰めろなので△同銀と戻すしかないが、金銀交換で飛車が駒台に乗る、派手な応酬となった。以下飛車の打ち合いから後手がと金を作ったが、ここでは角を手持ちにしているのが大きく、先手優勢だ。

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A図

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第2図

 

第2図からの指し手:▲85飛△33桂▲81飛成△88と▲68金△79飛▲48玉(第3図)

 

ノーガードが勝る

 

第2図で▲31飛△41銀打▲22金と攻める手も嫌だったが、本譜は▲85飛と両取りを掛けた。対して△33桂と味よく受けたが、▲81飛成で竜ができて先手優勢は明らかだ。戻って▲85飛には「両取り受けるべからず」で△88と、と活用すべきだった。▲同金なら△67角成が詰めろ(△69飛以下)飛車取りで決まっているし、▲45飛なら△78とで寄せの速度で後手が勝っていた。▲68金なら互角だが、と金が1マス活用できたのは大きい。とはいえ、本譜の▲68金は疑問手(正着は▲同金で△67角成は飛車取りでないため▲58金打で先手有利)で互角に戻り、後手も飛車を下ろせた。形勢は難解である。

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第3図

第3図からの指し手:△26歩▲65桂△42玉▲35角△64銀▲26角△65銀

 

自陣に手を入れ始める

 

第3図で△26歩と挟撃体制を作ろうとしたが疑問手。▲65桂と跳躍されて全軍躍動の形だ。対して△27歩成は詰めろでないため、▲53桂成と攻め合って先手勝勢。ということで△42玉~△64銀で手を入れたが、駒不足感は否めない。戻って△26歩では△78との方が厳しかった。今度▲65桂だと△68とが詰めろで入るため後手勝勢なので▲58金寄とするが、△77と、と桂をとっておき次の△67とを見て後手に分がある局面だった。

とはいえ、先手も角を手放したので後手玉を寄せるにはまだ駒が足りないのでいい勝負。

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第4図

第4図からの指し手:▲91竜△55桂▲92竜△62銀▲39金△67桂成▲46歩△34角▲36香△12角▲24桂(第5図)

 

寄せ合い

 

先手は香を拾いつつ後手玉に王手を、後手は桂と角で67の地点をこじ開けに行った。対して△39角は読みになかった1手。金銀の連結を強化し、玉が浮いても竜で取られないようにする実践的な1手だ。そして△67桂成の瞬間、桂香歩で角を3回追い掛け回す。▲24桂で角銀両取りがかかった。どう対処するのがよいか。

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第5図

 

第5図からの指し手:△68成桂▲12桂成△同香(第6図)

 

詰み逃しで助かる

 

両取りを無視して△68成桂としたがこれが敗着級の悪手。この後手玉、なんと▲32桂成で詰んでいる。以下、△32同玉▲33香成△同玉▲25桂△34玉▲35銀△23玉▲24歩△32玉▲62竜(B図)△同金▲33銀△41玉▲42金まで。もちろん対局中は両者こんな詰み筋など発見していなかったのでセーフだったが。△68成桂では△64歩や31歩だったか。つらい。

ただ、▲12桂成でも先手優勢だ。以下△27歩と攻め合う手も考えたが、▲22成桂の詰めろの味がいいので却下。△12同香と1回手を戻した。

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B図

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第6図

第6図からの指し手:▲38玉△25金▲27玉△14桂▲35角打△26桂▲同角△34歩▲64歩(第7図)

 

形勢混沌

 

第6図では▲33香成や▲83角と強く踏み込む順もあり、悩ましい局面だ。本譜はじっと▲38玉。この類の手は非常に味わい深い。1手戦場から遠ざけて手を稼ぐ意味だ。後手は5筋から攻めていては▲38玉を認めることになるので△25金で角を狙いながら玉にプレッシャーを掛けに行く。そして次の▲27玉はさすがに危険で互角に戻った(▲23歩として△26金が詰めろでないため▲22歩成と攻め合って先手優勢だった)。以下△14桂から角を1枚むしとり、▲34桂を防いで△34歩。そして先手は▲64歩と筋よく攻める。ここでは次に▲63歩成とされてもまだ後手玉は大丈夫なので先手玉を寄せるチャンスがあったのだが…

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第7図

第7図からの指し手:△74飛成▲63歩成△同竜▲55桂△54竜▲63歩△55竜(第8図)

 

見えなかった香

 

 本譜は△74飛成と自陣に竜をひきつけ受け潰しにかかったが、ここは△99とが分かりやすかった。次に△26金▲同玉△25香▲16玉に△39竜が決め手で後手勝勢だった。本譜は受けも考えないといけなくなった。63の攻防が続き、拠点になっていた桂を外すことができたが、63の歩は残ったまま。どちらにもチャンスのある局面である。

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第8図

第8図からの指し手:▲62歩成△26金▲同玉△25竜(投了図)まで80手で後手の勝ち

 

狙っていた頓死

 

第8図で▲62歩成としたが、△26金があった。直前まで竜が55にいなかったのも盲点になり詰ますことができた。なお、△26金に①▲38玉は△47角▲同玉△56角▲同歩△同銀▲38玉△47銀成以下、②▲18玉は△27角▲同銀△同金▲同玉△15桂以下、変化は多いものの詰むようだ。(対局中は①、②のどちらも見えていなかったのでぎりぎりだった。)

▲62歩成では角を見捨てて▲18玉の早逃げがあったようだ。△26金に▲27歩と修復して、ある程度受けてから▲62歩成で熱戦が続いていた。

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投了図

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評価値

 

 

詰将棋

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A問題

 

1、1手詰め

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2、3手詰め

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3、X手詰め

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B問題

 

1、3手詰め

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2、5手詰め

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3,X手詰め

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先週の詰将棋解答

 

A問題

1,▲11竜まで

2,▲22金△同玉▲23飛成まで

3,▲12飛成△33玉▲42銀△同馬▲22銀まで5手詰め

 

B問題

1,▲14金△同竜▲25歩まで

2,▲22金△42玉▲33馬△同玉▲32金まで

3,▲26角△同竜▲35竜△同竜▲16香△25玉▲17桂まで7手詰め

 

先週の成績一覧

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=お知らせ=

来週は詰将棋のみの更新となります。ご了承ください。

週刊はるん(2月第2週)

目次

 ①対局振りかえり

対局情報 2021.02.07 11:16 通常 10分 Black_ghost2019 vs harungun 

棋譜https://shogiwars.heroz.jp/games/Black_ghost2019-harungun-20210207_111638

 

初手からの指し手:▲76歩△34歩▲66歩△42飛▲48銀△62玉▲56歩△52金左▲26歩△32銀▲68玉△72玉▲78玉△82玉▲96歩△94歩▲57銀△72銀▲86歩△84歩▲87玉△74歩▲68銀△83銀▲25歩△33角▲77銀△72金▲78銀△44歩▲79角△43銀▲58金右△64歩▲36歩△45歩▲37桂△54銀▲67金△63金▲16歩△14歩(第1図)

 

四枚美濃vs銀冠に

 

本局は先手四枚美濃に後手四間飛車から銀冠に組み替えた。四枚美濃は組みあがれば銀冠を上回る耐久性があり、場合によっては端玉銀冠に組み替えることもできるので本当に優秀な囲いだと思う。ここからは2筋の攻防が始まる。

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第1図

 

第1図からの指し手:▲24歩△同歩▲55歩△同銀▲24角△65歩▲33角成△同桂▲21飛成(第2図)

 

機敏な仕掛けで先手リード

 

▲24歩△同歩と突き捨てて▲55歩がうまい仕掛けだった。対して、△同角▲24飛△22歩と進めるのが有力だったが、△55同銀と取ったので今度は▲24角が成立してしまった。対して、普通は△22飛で難解、という結果だったが、55を突き捨てている効果で、▲33角成△28飛成▲55馬の2枚替えがある。これは四枚美濃が生きやすい展開だろう。ということで△65歩と攻め合ったが、角交換から▲21飛成で竜を作られては先手苦戦は明らかだ。

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第2図

 

第2図からの指し手:△66歩▲同銀△同銀▲同金△85歩▲同歩△65歩▲同金△64歩▲65金(第3図)

 

玉頭戦にスイッチ

 

66の地点で清算が行われた後、「悪い時は複雑に」で△85歩として逆転を狙う。ここで▲55角なら王手桂取りがかかって悪かったが、▲同歩で許してもらえた。ここで単に△64歩の方がよかったと思うが、先手を取りに行って△65歩。これも▲55角で悪そうだがここも許されたので△64歩と打って事なきを得た。それでも先手有利なのには変わりないのだが…

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第3図

 

第3図からの指し手:△75歩▲11竜△48角▲77銀打△76歩▲同金△75銀▲同金△同角成(第4図)

 

先手優勢

 

竜を作られ忙しい後手はとにかく攻めるしかない。△75歩(▲同歩は△54角)と突き捨てたが、▲11竜と逃げられ、△48角の両取りに▲77銀打が手厚い。△76歩▲同金に△37角成だと▲84香で攻め潰されそうな予感がしたので、△75銀から馬を作るルートに予定変更した。だが、香損の上に85の拠点も残っていて先手が優勢だ。

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第4図

 

第4図からの指し手:▲76香△65馬▲66歩△32馬▲84歩△同銀▲83歩△92玉(第5図)

 

攻め切られるか

 

第4図では▲76歩や▲86銀が手堅かったようだが、本譜は▲76香で強く打ってきた。対して後手は△65馬~△32馬で防戦一方のようだが△75歩の楽しみに期待して我慢。

△32馬には▲71角△92玉▲95歩の攻めも有力に映ったが、本譜の▲84歩~▲83歩も筋中の筋でなかなか厳しい。▲83歩に対して△同金は▲71竜があるので△92玉。後手は厳しいが、何とか自滅しないように、決め手を与えないように粘っている。

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第5図

 

第5図からの指し手:▲82銀△21歩▲12竜△75歩▲32竜△同飛▲41角△62飛▲63角成△同飛▲74金(第6図)

 

形勢乱高下

 

▲82銀。これはソフトの次善手で厳しい追撃だ。しかし、△21歩と竜を止めた手に対する▲12竜が疑問手で互角に戻っている。ここでは▲51角、あるいは▲82銀を入れずに▲51角が有力だったようだ。飛車銀両取りだが、銀取りを受けると▲42角成△同馬で馬筋が逸れるので▲72香成がおいしい。本譜の▲12竜には、△76馬▲同銀△12飛なら飛車を素抜けるので均衡が保てている。しかし、△75歩と打ってしまったために再び先手が優勢になってしまった。

少し進んで▲74金では▲73歩という決め手級の手があったようだ。△同桂は▲74金、△83金は▲81銀成という要領だ。本譜の▲74金も飛車銀取りで自然なようだが、互角に戻っている。

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第6図

 

第7図からの指し手:△85飛▲86銀△同飛▲同玉△85銀打▲77玉△76歩▲67玉△74銀▲32飛△62金打▲33飛成(第7図)

 

玉頭戦を制する

 

第6図で△85飛が狭いようだが歩の裏を突いた攻め。以下△74銀まで、飛車を取られた代償に玉頭の厚みを築くことができ、いよいよ逆転模様だ。▲32飛には△62香と安い駒で受けた方が後の攻めが楽だったが、本譜は△62金打で寄らない形を作った。▲33飛成はこの瞬間竜の働きが鈍るのでここがチャンスである。

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第7図

 

第7図からの指し手:△65歩▲58玉△46歩▲同歩△66歩▲64歩△同飛(第8図)

 

後手に攻めのターン

 

第7図では△83飛と駒を根絶やしにする手もあったが、後手の残り持ち時間が2:08だったので本譜は△65歩で攻め合い志向に。▲58玉の早逃げに△46歩はそれっぽい手だが疑問手か。▲31竜とそっと入られて怖い思いをしたかもしれない。△46歩に代えてはやはり△83銀や△83飛と根絶やしにして安全勝ちを目指すのをソフトは推奨する。

本譜は△66歩~△64同飛まで進んで後手が優勢になっているが、対局中は先手玉が右辺に広い形であり、まだまだ難しい形勢と感じていた。

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第8図

 

第8図からの指し手:▲55角△54香▲56歩△55香▲同歩△56角▲59桂△38角成▲65歩△同銀▲31竜△67歩成▲同銀△61歩▲88香△86歩▲95歩△83玉▲81銀不成△66銀▲同銀△同飛▲67歩△56飛(A図)▲57銀△49角▲68金△58金▲同金△同角成▲同玉△49銀▲68玉△57飛成▲同玉△58金(投了図)まで144手で後手の勝ち

 

攻めを余す

 

第8図で▲55角と打ってこられた。△54飛なら▲91銀成で手が続くが、角筋を通さない△54香があり、後手勝勢に変わってしまった。第8図では▲31竜と入っておいて△61香と受けさせてから▲55角などの方がアヤがあったかもしれない。

本譜は角を取ってから△38角成として、相手の粘りもあり時間はかかったものの、△56飛(A図)で詰み筋に入り、何とか勝つことができた。

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A図

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投了図

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評価値

 

詰将棋

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A問題

 

1、1手詰め

f:id:senjanharun:20210212204401p:plain

 

2、3手詰め

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3、X手詰め

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B問題

 

1、3手詰め

f:id:senjanharun:20210212204558p:plain

 

2、5手詰め

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3、X手詰め

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先週の詰将棋解答

 

A問題

1、▲36角まで

2、▲21金△同玉▲41竜まで

3、▲12飛△同玉▲24桂△11玉▲23桂不成まで5手詰め

 

B問題

1、▲25歩△15玉▲24歩もしくは▲25歩△34玉▲44とまで

2、▲25銀△26玉▲27香△15玉▲28金まで

3、▲21角△同玉▲11飛△同玉▲23桂不成△21玉▲11香成まで7手詰め

 

先週の成績一覧

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週刊はるん(2月第1週)

 目次

 ①対局振りかえり

対局情報 2021.1.30 14:51 通常 10分 kanata555 vs harungun

棋譜 https://shogiwars.heroz.jp/games/kanata555-harungun-20210130_145151

 

初手からの指し手:▲26歩△34歩▲25歩△33角▲76歩△44歩▲48銀△42飛▲56歩△32銀▲58金右△94歩▲96歩△72銀▲68玉△64歩▲78玉△74歩▲66角△52金左▲68金寄△62玉▲88銀△71玉▲77桂△63金▲79銀△43銀▲89玉△82玉▲78金寄△54銀▲59銀△14歩▲16歩(第1図)

 

いつもの持久戦に

 

今回はharungunが後手。本局は久々に藤井システムを採用。先手が穴熊にしてくれば△73桂~△85桂でシステムを発動させる予定だったが、先手がミレニアムにしてきたので高美濃に組み替えた。第1図でいつもの序盤戦に戻った。

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第1図

 

第1図からの指し手:△84歩▲同角△45歩▲57角△73桂▲68銀△65桂▲同桂△同銀▲26飛△76銀▲55歩(第2図)

 

後手、いきなりやらかす

 

後手はさらに銀冠に組み替えようとして△84歩としたが、57角の利きが効いているのをうっかり。いきなり1歩損での戦いを強要されてしまった。とはいえ、まだ評価値に大きな差がついていなかったのが幸いした。気を取り直して△73桂~△65桂で桂交換をしながら銀を進出させて歩損を回復させた。先手も飛車の横利きを生かして銀を追い返そうとして第2図へ。

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第2図

 

第2図からの指し手:△46歩▲同飛△同飛▲同歩△86歩▲同歩△55角▲77歩△65銀▲45飛△54歩▲42飛成△83歩(第3図)

 

大さばき

 

第2図で①△85銀は▲86歩、②△65銀は▲77桂が気になる。③△75歩は有力で、▲同角△85銀となり、「大駒は近づけて受けよ」に沿った手になっている。本譜は④△46歩と、飛車交換を挑んだ。飛車交換後の△86歩は、先手からの▲86飛を消しつつ玉頭戦の味付けとなる1手。ただ、▲77歩で銀を追い返され、▲45飛~▲42飛成で先に竜を作られて、まだ互角ながらあまり面白くない展開にしてしまったか。△83歩は悔しいが、▲84桂を消して自分からは崩れないように努めた。

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第3図

 

第3図からの指し手:▲95歩△同香▲92歩△同香▲93歩△同香▲85桂△75桂▲93桂成△同玉▲95香△94歩▲同香△同玉(第4図)

 

玉の露出

 

第3図から先手は▲95歩と端から突っかけた。端攻めは基本的に居飛車の権利なので、振り飛車側はとにかく致命傷にだけはならないように受ける必要がある。△95同歩に▲93歩と1歩残す方も有力だったが、本譜は▲92歩~▲93歩~▲85桂で攻めてこられた。対して△94香は▲93角成なので、角筋を止める必要がある。△84桂は▲93桂成~▲85歩が気になったので△75桂と打った。以下△94同玉まで、玉は露出したが、先手の攻めが細いので、かすり傷で済んだのは幸いだった。

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第4図

 

第4図からの指し手:▲43竜△84玉▲53歩△91香▲97歩△94桂▲87香△44飛▲32竜△53金▲85歩△73玉(第5図)

 

ねじり合い

 

▲43竜は油断ならない手。いつでも金をとれる状態にしておき、△95玉などと上がったら▲63竜~▲85金で仕留めてしまおう、という意図だ。それを察知して△84玉としたが、ここは△56桂や△96歩と攻め合ってもよかったようだ(いざとなったら△84歩~△83玉で問題ないとのこと)。

▲53歩の垂らしもまた嫌な一手。△51香と受けても▲52香で攻めがつながっていそう、ということで△91香で勝負した。こちらも、金駒が入れば98に打てる。▲97歩の受けに△94桂。△86桂となれば駒得になるのでここも▲87香と受けるところ。対して△同桂成では攻め切れなさそうなので△44飛~△53桂と面倒を見た。お互いに自分の嫌な手を消し合う、渋い応酬だ。

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第5図

 

第5図からの指し手:▲23竜△43飛▲21竜△56銀▲39角△46飛▲17角△26歩▲23竜△63金▲47歩△同飛成▲26角△44歩▲66桂△49竜▲75歩(第6図)

 

後手優勢に

 

先手は▲23竜~▲21竜で桂馬を取ったが、後手も△56銀~△46飛で飛車が使えるめどが立った。先手は▲17竜~▲47歩で角を活用しに来るが、△26歩、△44歩でひたすら角筋を止める。対局中はこれで互角と見ていたが、角の働きの差や、2枚の桂が急所に利いていることから後手が優勢になっているようだ。△44歩でお互い右辺から手を出すことは難しくなったので先手は▲66桂~▲76歩で玉頭戦に活路を見出した。

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第6図

 

第6図からの指し手:△87桂成▲同銀△86香▲75歩△87香成▲74歩△82玉▲87金△65歩▲75桂(第7図)

 

ねじり合い一転、攻め合いに

 

第6図での残り時間は、先手1:07、後手2:11。終盤で相手よりも時間を残せれば精神的にも余裕が生まれる。△87桂成▲同銀△86香まではほとんど1本道だが、▲75歩が筋の攻めで、まだ後手が優勢だが実践的にはアヤが生まれている。以下▲87金まではこう進むところだが、続く△65歩が小ミス。ここでは1回△78歩▲同玉を入れてから△65歩だった。これなら次の△66歩~△67歩成が89玉型の時よりも明らかに厳しい。本譜は▲75桂で後手玉も危なくなってきた。受けるべきか、攻めるべきか。

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第7図

 

第7図からの指し手:△62金引▲84歩△73歩▲83歩成△同銀(第8図)

 

弱気な手を重ねて逆転

 

第7図から△62金引としたが逸機。▲84歩に△73歩も悪手、と2手連続で弱気な手を重ね、いよいよ逆転してしまった。△62金引では△66歩と取り込む手があった。▲63桂成にはなんと△78銀▲同玉△86桂打▲同金△67歩成▲87玉△77角成▲同銀△同と▲同玉△79竜(A図)という順で詰んでいるのだ。ただ、こんな長手詰めは時間があっても読めなかったので厳しかった。

また、△73歩では、強くいくなら△66歩、受けるなら△84同歩が有力だった。△66歩は先ほどの詰み筋を見ているものだが、後手玉も▲83歩成で相当危険な格好で、選びづらいか。△84同歩も以下▲73歩成△同金▲74歩で相当怖い。どちらにしても、危険な変化を選ばなければいけない局面だった。

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A図

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第8図

 

第8図からの指し手:▲84歩△同銀▲73歩成△同金▲74歩△72金引▲83歩△93玉▲63桂成(第9図)

 

再逆転

 

▲84歩は一見筋がいい手に映ったが、ここで互角に戻ってしまった。ここは▲83同桂成で問題なく、△同玉▲73歩成△同角▲74銀と押さえつけられていれば後手が勝てなかっただろう。少し進んで▲74歩でいよいよ後手が再逆転に成功。▲74香なら72に金が戻れないので、本譜より勝った。

本譜は▲63桂成まで、かなり迫られ、▲72成桂とされれば受けなしになるが…

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第9図

第9図からの指し手:△86歩▲72成桂△78銀▲同玉△87歩成▲同玉△86歩▲77玉△87金▲76玉△79竜▲同銀△77金打(投了図)まで140手で後手の勝ち

 

1手勝ちを決める

 

△86歩と打って先手の勝ち筋に入った。▲88金としても△87銀と押さえつければよい。

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投了図

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評価値

 

詰将棋

解答の際の注意点

一、A問題は1~7手詰めまで、B問題は3~9手詰めまでが出題範囲です

一、ptはA問題正解…0.8pt、正解(誤表記あり)…0.4pt、不正解…0pt

    B問題正解…1.0pt、正解(誤表記あり)…0.5pt、不正解…0pt

  ptが並んだ場合、早くコメントした方に0.1ptを加算します

一、解答はどちらか一つでOKです(どちらも解答したらptが高い方を採用)

一、解答締め切りは金曜23:59までとします。

一、X手詰め問題は、「まで○手詰め」と表記してください。(ほかの問題はあってもなくてもよいです)

 

A問題

1、1手詰め

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2、3手詰め

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3、X手詰め

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B問題

1、3手詰め

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2、5手詰め

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3、X手詰め

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先週の詰将棋解答

 

A問題

1、▲31竜

2、▲13桂△同香▲12銀

3、▲46角まで1手詰め

 

B問題

1、▲34香△45竜▲26歩

2、▲32竜△同銀▲24銀△同玉▲13馬まで

3、▲34桂△49竜▲36飛まで3手詰め

 

先週の成績一覧

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週刊はるん(1月第5週)

目次

 ①対局振りかえり

対局情報:2021.1.26 16:46 通常、10分 harungun vs fool09

棋譜https://shogiwars.heroz.jp/games/harungun-fool09-20210126_164633

 

初手からの指し手:▲76歩△34歩▲66歩△32飛▲68飛△62玉▲48玉△35歩▲58金左△72玉▲78銀△52金左▲67銀△34飛▲75歩△42銀▲46歩△44歩▲56銀△33桂▲47金△43銀▲65歩△14歩▲16歩△13角▲66飛△62金直▲38銀△54銀▲76飛△82飛▲39玉△12香▲28玉(第1図)

 

振り飛車

 

出だしは先手の四間飛車に後手が三間飛車で対抗。多少の駆け引きがありつつ、最終的には先手が▲66飛~▲76飛と振りなおし高美濃に、後手は石田流に組み替え金無双、という形に落ち着いた。

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第1図

 

第1図からの指し手:△36歩▲同歩△45歩▲同歩△同銀▲同銀△同桂▲46歩△84飛▲78銀△54飛▲56歩(第2図)

 

攻めを受け止める

 

後手は角を使う意味で△36歩で開戦した。▲同金だと57の地点が薄いのが気になるので▲同歩。そして△45歩が△36歩からの一連の突き捨ての筋。以下45で銀交換後、▲46歩で攻めを受け止める。後手はいつでも△37歩から桂交換する順があるため、駒得にはならないが、後の▲11角成などを楽しみに、ひとまず受けに回る。後手は△84飛と回ってきた。対して▲86歩は△87銀、▲86飛は△同飛▲同歩△87飛でまずそうだ。ということで▲78銀と打ったが、銀を使わされたので少し悔しいか。以下△54飛▲56歩にどう指すか。

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第2図

 

第2図からの指し手:△64歩▲同歩△同飛▲67歩△63金▲11角成(第3図)

 

ミスをとがめきれず

 

第2図で△64歩としたがこれが疑問手で先手が大優勢に。ここでは△37歩が最善で、桂交換なら均衡が保てていたようだ。しかし実践は△64歩に▲同歩としたのでまた互角に戻ってしまった。正解は▲11角成や▲33角成でプレッシャーをかけておく順。▲64歩は手抜きするべき歩だった。進んで△64同飛に▲67歩も疑問。▲45歩としておけば優位を確保できていた。△68角成や△68飛成には▲69歩と追い返して問題なかったのだ。

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第3図

 

第3図からの指し手:△66歩▲同歩△57銀▲45歩△46銀成▲12馬△24角▲64香△54飛▲63香成△同金▲55桂△62金▲35金△同角▲同歩△47成銀▲同銀△57金(第4図)

 

先手大優勢に

 

△66歩としたがこの手で先手が大優勢になってしまった。正解はここでも△37歩と桂交換を迫る手順。本譜は△57銀から迫られたが、▲45歩と桂を外して切れ模様にできた。66の地点に馬と飛車が効いてるのが大きい。以下香を拾って金をはがし、▲55桂と大きなくさびができた。相手も角を食いちぎり△57金と張りついてきて勝負してきた。どうするか。

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第4図



第4図からの指し手:▲21馬△47金▲54馬△同歩▲63銀△同金▲同桂成△同玉(第5図)

 

決めに出る

 

第6図では▲77飛などで受け切りを目指す順も考えられたが、1手勝ちできると思い、▲21馬と踏み込んだ。▲54馬~▲63銀で玉を裸にすれば一目は詰みである。その組み立てが功を奏すかどうか、考えていただきたい。

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第5図

 

第5図からの指し手:▲64飛△62金▲64金△72玉▲62飛成△同玉▲52金△同玉▲25角△41玉▲47角△46香▲53金△32玉▲25角(第6図)

 

詰みがない…

 

図の局面ではもう詰みはない。▲61飛~▲64金で迫るものの、△72玉がしぶとく逃れている。

さかのぼって前譜▲63銀に代えて▲63角なら後手玉は詰んでいた。以下△同金に▲42飛(A図)△62歩▲63桂成△同玉▲64金△同玉(△72玉は▲63銀以下詰み)▲62飛成▲63香△65銀まで。

▲63銀ではなく角から行く理由は、銀だと▲42飛の時に△62金の移動合いで逃れているからだ。残り4分弱残していただけに、詰ましきれなかったのは反省。

本譜に戻り▲52金でいよいよ形勢逆転。▲47角で急所の金は外れたが、駒を渡しすぎたので一気に寄せられそう。△46角なら王手金取りで決められていたが、本譜は△46香。これには1回▲53金を入れて▲25角と逃げたが、先手大劣勢には変わりない。投了も時間の問題と思われたが…

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A図

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第6図

第6図からの指し手:△68飛▲58金△同飛成▲同角△22玉▲43金△32銀▲62飛△31歩(第7図)

 

再逆転

 

第6図から△68飛と王手をかけてきたがここで互角に戻ってしまった。▲58金と先手で受けられるのが大きい。△同飛成▲同角で先手玉は怖いがギリギリ詰まない。そして△22玉に▲43金で攻守交代。残り時間も先手1:37、後手0:32なので、攻め続けていれば時間切れも狙えそうだ。

第6図では普通に△49香成で問題なかった。△39角以下の詰めろなので▲38金と受けることになるが、△64角で53の金を払っておけばわかりやすい展開になっていただろう。

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第7図

 

第7図からの指し手:▲33金打△13玉▲15歩(第8図)

 

甘い手

 

第7図からは▲82飛成や▲42飛成も有力だったが、本譜は▲33金打と露骨に迫った。△13玉に▲15歩。詰めろで普通は筋中の筋の攻めだが、ここでは甘い手となってる。

最善は▲15歩に代えて▲32金左が有力だった。これが▲22銀△12玉▲11銀成以下の詰めろとなっており、▲22銀に△24玉を用意する△47銀(角の利きを遮断)も、今度は▲23金△同玉▲33金△同玉▲34銀△24玉▲22飛成△35角▲25竜という順で詰んでいる。なお、最後の▲25竜を消す△47角ならば詰みはないが、▲同角で問題ない。

本譜は▲15歩に対する次の手が明暗を分けた。

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第8図

 

第8図からの指し手:△48銀▲14歩(投了図)まで109手で先手の勝ち

 

ひとマスの違い

 

第8図から△48銀と詰めろを掛けてきたが、後手玉の受けにはなっておらず、▲14歩まで、時間切れという形で勝ちとなった。

図では△47銀があった。こちらは角の利きを止めているので詰めろ逃れの詰めろで激戦だった。以下、▲14歩△24玉▲34金△25玉▲47角△同香成▲26歩△36歩▲27銀△46玉▲82飛成に、△37角などと打ち込めば、後手勝勢だった。

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投了図

 

詰将棋

 A問題

 

1、1手詰め

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2、3手詰め

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3、X手詰め

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B問題

 

1、3手詰め

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2、5手詰め

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3、X手詰め

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先週の解答

A問題

1,▲23馬まで

2,▲31と△同玉▲22銀まで

3,▲21飛成△同玉▲32金△11玉▲33角成まで5手詰め

 

B問題

1,▲45角△同歩(同銀)▲35歩、もしくは▲45角△同玉▲35竜まで

2,▲36馬△同玉▲27銀△47玉▲25角まで

3,▲12銀△同香▲24歩△同桂▲43竜△同歩▲33角成まで7手詰め

 

先週の成績一覧

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週刊はるん(1月第4週)

目次

 ①対局振りかえり

対局情報:2021.1.20 15:48 通常 10分 harungun vs naka_p

棋譜https://shogiwars.heroz.jp/games/harungun-naka_p-20210120_154844

 

初手からの指し手:▲76歩△84歩▲68飛△34歩▲66歩△62銀▲48玉△42玉▲38玉△32玉▲28玉△94歩▲96歩△54歩▲78銀△52金右▲38玉△14歩▲16歩△53銀▲58金左△24歩▲26歩△23玉▲27銀△32銀▲36歩△44銀▲38金△85歩▲77角△31角▲67銀△33銀引▲65歩(第1図)

 

持久戦に

 

本局は先手四間飛車に対し、後手が天守閣美濃から四枚美濃に組み替えて対抗し、堅さvs堅さの戦いに。先手は▲46歩~▲36歩~▲47金の高美濃ではなく、▲26歩~▲27銀~▲38金で銀冠に組み替えた。そして▲65歩(第1図)で角道を開けたところで戦いが始まった。

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第1図


第1図からの指し手:△86歩▲同歩△同角▲88飛(第2図)

 

8筋の攻防

相手が△86歩として開戦。以下▲同歩△同角に▲同角は△同飛▲88歩に△55角や△79角と打たれて失敗する。そこで、▲88飛はこの1手。△77角成なら▲82飛成がある。この攻防は部分的に良く出てくるので覚えて損がない。▲88飛以下△85歩▲66角△53角▲84歩△86歩と進むのがよくある進行。本譜もその順を読んでいたのだが…

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第2図

 

第2図からの指し手:△87歩▲同飛△64角▲同歩△87飛成▲63歩成△同金▲88歩△82竜▲56銀△69飛▲67角△79飛成▲35歩△同歩▲34歩△44銀(第3図)

 

好手①△87歩

 

 飛頭の歩の△87歩が好手。対して飛車を横に逃げるのは△77角成▲同桂△88歩成があるので▲同飛とするが、△64角が一連の順で駒をさばかれてしまった。なお、単に△64角だと88飛に角でひもがついているので失敗する。飛車角交換後、1回▲63歩成で陣形を乱してから▲88歩で竜を追い返す。そして▲56銀で後手玉にプレッシャーを掛けつつ▲67角と設置して2枚飛車対2枚角の構図がはっきりした。さらに、攻め合いの形に持っていくために、▲35歩と天守閣美濃の弱点を突いてみる。△同歩▲34歩に①△同銀や△42銀は▲11角成、②△22銀は▲25歩△同歩▲24歩、③△同玉は▲45銀で攻めが続く。よって④△44銀と逃げ、互角。ここでどう指すべきか。

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第3図

 

第3図以下の指し手:▲45銀△66歩▲同角△55銀▲33歩成△同玉▲34銀△42玉(第4図)

 

好手②△66歩

 

29秒考えて▲45銀と出たが疑問手。ここでの最善手は▲48金左と割打ちを防ぎつつ玉を固める手。また、△77竜▲同桂△66歩のときに▲49角と逃げる余地があるのも大きい。ただ、ここで1手手待ちをするのはあまり考えられないというのが正直なところ。そこで、分かりやすい代案として次善手である▲46歩を推したい。攻めにも厚みが出るし、▲48金左よりは指せていたかもしれない。以下△77竜▲同桂△66歩で後手ペースだが、後の▲45銀や▲45歩もなかなかの迫力になる。

戻って▲45銀に△66歩が好手。単に△55銀と逃げるよりも、先手の角を呼び込んでいる分先手が忙しくなる寸法だ。勢い▲33歩成と攻めるが、あと一押しが足りない。はっきり非勢を感じていた。

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第4図

 

第4図からの指し手:▲75角△64銀▲66角△55銀▲75角△64金▲97角△86歩(第5図)

 

抑え込まれる

 

劣勢の先手は、▲75角△64銀▲66角△55銀と進行させた。このまま千日手になればごまかしになるが、当然そうはならない。2回目の▲75角に△64金とされ、▲97角△86歩で角が機能不全に陥った。とはいえ、まだ評価値は−779で、頑張れなくもない形勢である。そう、次の勝負手を指せれば…

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第5図

第5図からの指し手:▲23銀成△66歩▲34角△44銀▲24成銀△33桂▲46歩(第6図)

 

双方にミス

 

図では何が何でも▲87歩だった。竜取りなので△69竜とかわすが、▲86角で角を復活させて難しい。以下△66歩▲45角△58竜で金は取られるが、▲65歩と打ち返すともう激しい終盤戦になる。

しかし、本譜▲34角に△44銀が疑問で少し差が縮まった。正着は△69竜で、以下▲48金左△67歩成で攻め合い勝ちが見込めたか。

しかししかし、先手の次の▲24成銀も疑問手でまた大劣勢に。ここも正着は▲87歩。

そしてまたしかし、後手の次の手の△33桂も疑問手。先手の次の手の▲46歩も疑問手。お互いが正着である▲87歩と△69竜を指せなかったことによって、形勢は乱高下していった。ちなみに▲46歩での形勢は、−955で後手優勢。

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第6図

 

第6図からの指し手:△69竜▲48金左△67歩成▲87歩△57と▲同金△87歩成▲64角△同竜▲65歩△同竜▲83歩(第7図)

大駒の攻防

 

ここで正着である△69竜を指してきた。というより対局者心理では「3筋方面の折衝が一段落したので竜を活用した」の方が正しい。

△67歩成に遅ればせながら▲87歩。ただ79に竜がいないので厳しさには欠ける。△同歩成は▲64角なので△57と、と金を上ずらせながら竜の利きを通して金にひもを付けたのが味が良い一着。以下△64同竜までは一本道。そこで▲65歩と叩いてみた。竜を逃げるのは竜が先手陣であばれなくなるので、△同竜と取るところ。そしてもう一本83歩と叩いた。逃げれば利きが半減するが…

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第7図

第7図からの指し手:△83同竜▲56角△同竜▲同金△23歩▲34成銀△78角▲67歩△89角成▲62飛△52桂▲44成銀△同歩(第8図)

 

後手に失着

 

▲83歩のたたきに△同飛と取ったのが痛恨の失着で互角に戻ってしまった。▲56角で間接両取りになってしまったからだ。勢い△同竜~△78角まで進めるが、▲67歩で大丈夫(△同角成は▲62飛で王手馬取り)。

図では△62竜寄で問題なかった。▲66歩で止めるが、△63竜引などとしておいて先手は二の矢がない。

本譜は奪った飛車で後手玉を少し狭くできたが、どこを攻めるのがよいか。

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第8図

第8図からの指し手:▲53歩△51銀▲52歩成△同金▲61飛成△72角▲64竜△53金▲65竜△64歩▲35竜△67馬▲57金打△49馬▲34歩△43金▲33歩成△同銀▲75桂△86竜▲63銀△61角▲45歩(第9図)

 

未だ互角の分かれ

 

先手は▲53歩と打ったが、あまり効果的な攻めにならなかった。△51銀~△72角~△64歩と自陣にペタペタ打ち付けられ、まったく寄らなくなってしまったのだ。ここでは▲34歩とこちらの桂頭を攻めるのが勝った。次に、▲33歩成△同銀▲63飛成となれば▲53歩と打った本譜に比べ明らかに攻めやすい。

本譜は長い将棋になったが、△49馬と潜られこちらの玉にもプレッシャーがかかってきた。未だに互角である。

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第9図

第9図からの指し手:△34歩▲36竜△77と▲44歩△同銀▲62歩△52角▲同銀成△同銀▲61歩成△88竜▲62と(第10図)

 

時間に追われる

 

第9図の局面で、先手の残り時間が1:25、後手が1:21。残り2分を切った辺りからは手の善悪よりも分かりやすさを優先して指していく。後手は竜を追い払って△77と、で竜を活用する。先手は▲44歩でもらった1歩で▲62歩として角を殺しにいく。▲61歩成は、△同銀なら▲63桂成で食いつく狙い。取っていると早くなると見た後手は△88竜で先手玉に迫ってくる。▲62と、まで互角の推移、さあ、ここがクライマックスだ。

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第10図

第10図からの指し手:△45銀打▲同金△同金▲51角△31玉▲45竜△38馬▲同銀△44歩▲24桂△同歩▲23銀△21金▲34竜△同金▲42銀(投了図)まで155手で先手の勝ち

 

突然の幕切れ

 

図で△45銀打としたが、無念の敗着となってしまった。銀が2枚入ったことによって、先手の攻めが切れなくなっている。一方、先手玉は斜め駒を渡さなければ相当詰みづらい形となっている。△44歩には竜を逃げずに▲24桂と決めに行った(▲32銀△22玉▲31角の詰めろ)。▲33銀でも問題ないそうだが、銀を渡すと△39銀の筋がいつでもあるため、自玉を考えなくていい方を選択した。

戻って図では△41銀と平凡に逃げていれば、勝負はどう転ぶかわからなかった。この後手玉を角桂だけで攻めるのは難しいし、先手玉は銀を残しているため△39銀がちらつく。

 

最後に評価値を。

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ちょっと書きすぎてこんなの毎週続けたら死んでしまうので来週からはもう少し簡潔にまとめられるように頑張ります。

 

 

詰将棋

参加者が2名と悲しい状況になったので少し変更を加えます。

1.難易度別にA問題、B問題を用意(Aは1~7手詰め、Bは3~9手詰め)

2.ptは、A…正解→0.8pt、正解(誤表記あり)→0.4pt、不正解→0pt

      B…正解→1.0pt、正解(誤表記あり)→0.5pt、不正解→0pt

 ptが並んだ場合、コメントが早い方に0.1pt加算。

3.解答はどちらか1つでOK。

4. 解答締め切りは金曜23:59までとします。

 

A問題

 

1,1手詰め

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2,3手詰め

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3,X手詰め

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B問題

 

1,3手詰め

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2,5手詰め

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3,X手詰め

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先週の詰将棋解答

1,▲23竜△同馬▲35歩まで

2,▲25角△同歩▲36竜△同竜▲17金まで

3,▲23飛成△同玉▲14竜△同玉▲24角成まで5手詰め、もしくは

  ▲23飛成△同玉▲14竜△12玉▲31角成まで5手詰め

 

先週の成績一覧 

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